2009年9月17日木曜日

梁川町「小松神社」

山梨県大月市梁川町綱之上1342。
平安時代末期に病死した平清盛の長男、平重盛(1138〜1179)は大阪で葬られたが、間もなく平家が壇ノ浦で滅び、大阪は源氏に占領された。そのため文治2年(1186)平貞能が削髪し、摂津から尊骨を運び、原部落の険しい岩山の頂上に改葬した。ここを村人は御在所と呼んだ。文永10年(1273)12月御在所から現在の小松神社の地に尊骨を移した。小松神社建設の際、平重盛公の抗刀一振を平朝臣景家が奉納したという。昔、村内の者がこの刀を盗み出し、鞘と鍔は売り払われたが、刀は小仏峠の茶屋に置き去りになった。現在その刀身が祀られている。下原の大火(100年前)で鳥居が焼け、明治29年に再建された。

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