2009年8月19日水曜日

府中市「高安寺」

東京都府中市片町2-4-1。
室町幕府の将軍足利尊氏(1305-1358)が、この地にあった市川山見性寺を再興し、龍門山高安護国禅寺と号したのがはじまりとされ、尊氏が改名する前の高氏から名づけられたといわれる。
それ以前の寺は平将門を討ち取った功績で武蔵野守となった藤原秀郷の館跡であったと伝えられている。鎌倉時代末期から南北朝の戦乱の時代には、この寺は崖の上にあったため、しばしば合戦の本陣となった。
現在の本堂は享和3年(1803)、山門は安政(1854)の建立で、鐘楼と観音堂は、東京都選定歴史的建造物に指定されている。

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