2009年7月31日金曜日

八王子「白山神社」

東京都八王子市中山806。
境内には仏教の経典を埋めた経塚がある。経塚から出土した資料は、郷土資料館に展示されているが、なかには平安時代(794〜1185)後期、仁平4年(1154)の年号が書かれた写経奥書がある。

2009年7月30日木曜日

八王子「大塚山公園」

東京都八王子市鑓水450-1。
大塚山は標高213m。八王子「絹の道」の中間点に位置し、道了堂の跡地がこの公園になっている。道了堂(曹洞宗・大塚山)は、明治8年(1875)に八王子と鑓水(やりみず)の豪商によって建てられた永泉寺の別院。

2009年7月29日水曜日

八王子「長沼公園」

東京都八王子市長沼町。
多摩丘陵の北斜面にひろがる約30haの広大な公園。深い雑木林におおわれ、高低差が100mにも及び、自然な山道が楽しめる。

2009年7月28日火曜日

八王子「北野天満社」

東京都八王子市北野町550-1。
祭神は菅原道真公。創建年代は不詳。武蔵七党のひとつ横山党の一族が、京都の北野天満宮から御分霊を勧請したもので、寛文4年(1664)龍華山大義寺(八王子市元横山町)の真上法印が社殿を再建したという。
江戸時代、天正19年から萬延元年まで270年間朱印領5石を寄せられ、毎年一月、徳川将軍家へ武運長久の祈祷札を献上していた。

2009年7月27日月曜日

八王子「南浅川の鯉のぼり」

東京都八王子市長房町506-2
毎年5月3日から5日に行われる「長房ふれあい端午まつり」で、「南浅川河畔へ天高く泳げ鯉のぼり」をスローガンに、南浅川をはさんで千匹の鯉のぼりが泳ぐ。

2009年7月26日日曜日

八王子「追分道標」

東京都八王子市追分町。
この道標は文化8年(1811)江戸の足袋職人清八が高尾山に銅製五重塔を奉納した記念に建てたものの一つで、新宿と高尾山麓小名路の3カ所にある。太平洋戦争の八王子空襲(1945.8.2)で4つに折れ、一部が行方不明となっていた。一番下の部分だけがこの付近に置かれ、残りは郷土資料館に展示されていた。平成15年5月、地元の要望を受けこの場所に復元された。

2009年7月25日土曜日

八王子市「吉祥院」

東京都八王子市長房町58-3。
昔は日吉町にあり、開山は応永年間(1395)頼源法師開基、行興法師中興と伝えられる。本尊は大日如来。終戦直後、住職大山義晃師が再興発願、昭和29年現在地に移り、本堂、庫裡などを完成させ、昭和46年、吉祥天を安置した。通常七福神に吉祥天はないのだが、八王子の「八」に因んで仲間入りした。

2009年7月24日金曜日

八王子「了法寺」

東京都八王子市日吉町2-1。
日蓮宗の寺。延徳2年(1490)日蓮聖人伝に影響を与えた啓運日澄上人により、元八王子に創建。のちに天正18年(1590)に現在の八王子日吉町に転寺した。
十界互具大曼荼羅を本尊とし、鬼子母神、七面大明神、新護弁財天を祀る。

2009年7月23日木曜日

福生市「みずくらいど公園」

東京都福生市大字熊川1359-1。
「みずくらいど(水喰土)」の名は、江戸時代、この地の玉川上水の開削工事の堀が、厚い砂利層のため、ことごとく水を吸い込まれたことに由来している。玉川上水は、取水口を日野から現在の羽村に移して完成した。
野趣豊かな雑木林をそのまま公園に利用したことで、起伏に富んだ景色を楽しめる。「ふっさ十景」のひとつ。

2009年7月22日水曜日

福生市の「真福寺」

東京都福生市大字熊川309。
真言宗豊山派の寺。近世初頭(17世紀)まで修験の半沢覚円坊が、多摩一郡の修験の支配の拠点とした。その権益は熊野参詣、伊勢参宮や西国巡礼の導師までも含む大きなものであったらしい。また、江戸時代熊川村246石を統治する地頭となった旗本田沢氏の墓があり、市指定文化財(史跡)になっている。江戸時代に製作された如意輪観音坐像は、市有形文化財に指定されている。

2009年7月21日火曜日

福生市「熊川神社」

東京都福生市熊川660。
礼拝大明神を祀る古社で、福生七福神としても知られている。
覆殿の中に建つ本殿は慶長2年(1597)の造営で、都内に現存する神社本殿としては2番目に古く、東京都の有形文化財に指定されている。

2009年7月20日月曜日

あきる野市二宮の「玉泉寺」

東京都あきる野市二宮2265。
天台宗の寺で創立は不詳とされる。阿弥陀如来を本尊として秋川不動尊と呼ばれ親しまれている。現本堂・山門・鐘楼は元禄4年(1691)第4世詮海の代に落成という。明治6年(1873)から明治24年(1891)まで東秋留小学校の前身二宮小学校として使われていた。市指定天然記念物のエノキがある

2009年7月19日日曜日

あきる野市「八雲神社」

東京都あきる野市野辺316-1。
素戔鳴尊(すさのおのみこと)を祭神とし、創立は長禄年中(1457〜60)と伝えられている。7月下旬の例祭日には、市指定無形民俗文化財になっている神楽とはやしが保存会の人々によって奉納される。八雲神社の湧水は東京の名湧水57選に選ばれている。

2009年7月18日土曜日

あきる野市「二宮神社」

東京都あきる野市二宮2252。
武蔵六社宮の一つで国常立尊(くにとこたちのみこと)を祭神とし、古代には多摩郡小川郷に属していたことから、小川大明神と呼ばれていた。
建立年代は不明だが、社伝によれば藤原秀郷(ひでさと)が天慶(てんぎょう)の乱(10世紀前半)に際して戦勝を祈願したとされ、その後、源頼朝、北条氏政の崇敬を受け、徳川家康の時代から代々15石の朱印状を与えられた。現在の本殿は、江戸時代に建立されたと言われる。
9月の「しょうが祭り」には神輿の渡御、地元有志による子供歌舞伎も催される。

2009年7月17日金曜日

あきる野市「秋留台公園」

東京都あきる野市二宮673-1。
多摩川支流の秋川と平井川の間にひろがる秋留台地のほぼ中央にある。周辺は武蔵野の面影を残す田園風景で、自然環境に恵まれた公園。
中央広場の樹氷型噴水に至るバラ園、遊歩道を通り花壇、展望台などが楽しめ、バーベキュー広場は家族連れでにぎわう。
全天候型第三種公認競技場は恵まれた施設だ。
◎三種公認陸上競技場
(1)トラック
全天候型 400mトラック8レーン
(2)フィールド
芝生張り 105m×69m
(3)メインスタンド
(4)芝生スタンド
収容人数6,700人
(5)別棟 更衣室・シャワー室
(6)競技用具 約133種
利用料金
個人利用 無料
団体貸切利用 有料
(東京都立公園条例で定める額)

2009年7月16日木曜日

昭島市昭和公園の「市民朝市」

東京都昭島市東町5-11-43。
昭和公園中央通りで毎週最終日曜日の朝8:00〜9:00に市民朝市を開催。
イラストは昭島市のホームページの写真から描き起こしたもの。

2009年7月11日土曜日

昭島市「中久大尽屋敷跡」

東京都昭島市中神町1。
江戸時代中期〜後期、当時地場産業だった織物の仲買商、中野久次郎の屋敷跡。中神村の豪商として知られ、この屋敷を中心に八王子や江戸に店を構え、大規模な商業活動を行っていた。現存する長屋門に往時がしのばれる。
5年前の秋、ここを訪ねたとき、ちょうど門が開いて二十代の女性が出てきた。この美しい人に挨拶して門を撮影した。

2009年7月10日金曜日

昭島市「熊野神社」

東京都昭島市中神町1-12-7。
旧中神村の鎮守で、祭神は伊弉冊尊(いざなみのみこと)・速玉之男命(はやたまおのみこと)・事解男命(ことさかおのみこと)。創建は延文5年(1360)といわれ、嘉永5年(1852)に再建された。祭礼時に奉納される獅子舞は、東京都の無形民俗文化財に指定されている。樹齢400年と言われる大イチョウは市の指定天然記念物。

2009年7月9日木曜日

昭島市「諏訪神社」

東京都昭島市宮沢町2-35-23。
旧宮沢村の鎮守で、祭神は「古事記」に登場する建御名方命(たけみなかたのかみ)。平安時代に信州の諏訪大社を勧請し、創建したと言われる。境内にはケヤキの大木が多く、地名の由来とされる豊富な清水が湧き出ている。「東京の名湧水57選」に選ばれている。

2009年7月8日水曜日

福生の「神明社」

東京都福生市福生1081。
明治七年、各町会に祀られていた五柱の神々と天照皇大神(あまてらすおおかみ)、伊邪那岐神(いざなぎかみ)、伊邪那美神(いざなみかみ)、禰津波能賣神(につはのめのかみ)、豊宇気比賣神(とようけひめのかみ)、大山吭神(おおやまくびかみ)、菅原道真公(すがわらみちざねこう)の七祭神を合祀した神社で、功徳が高いと言われる。

2009年7月6日月曜日

「福生市郷土資料室」

東京都福生市大字熊川850-1。
市立中央図書館内に併設されている。昭和55年4月開館。福生の歴史や民俗・自然に関する資料を収集・整理、保存活用し、「福生市の成り立ちと人々の歩み」を常設展示のテーマとしている。郷土資料室が独立した建物と思い込んでいたので、しばし、見つけられずにいた。

2009年7月5日日曜日

昭島市「広福寺」

東京都昭島市福島町2-14-7。
臨済宗建長寺派の寺。山号は金峰山。応永6年(1394)の創建と伝えられる。開山は鎌倉建長寺第119世直庵啓端禅師。本尊は十一面観音。本堂は宝暦6年(1756)の再建。さらに最近再建された本堂の白木がまぶしい。境内には樹齢500年といわれる黒松(市指定天然記念物)や、板碑・庚申塔・大賀博士の二千年蓮などがある。

2009年7月4日土曜日

羽村市「松本神社」

東京都羽村市羽西3-7-1。
旧小作集落の鎮守であった神社の本殿は、現存する棟札から天保11年(1840)に宮大工小林藤馬によって造られたことがわかる。一間社流造の社殿は藤馬の作としては珍しく質素な彫刻にまとめられている。市指定有形文化財。
境内には、関東大震災で倒壊した鳥居の一部が置かれている。

2009年7月3日金曜日

羽村市「一峰院の鐘楼門」

東京都羽村市羽加美4-12-30。
市内唯一の田園地帯に臨む龍珠山一峰院の山門で、昭和53年11月に羽村市の有形文化財に指定された。江戸時代末期の建立で、宮大工小林藤馬の手によるもの。非常に軽快で均整のとれた外観と、細かな彫刻のバランスが美しい建物。楼上の鐘は、かつて玉川上水の出水急破の際に、人を集めるために鳴らされたという。

2009年7月2日木曜日

「羽村市農産物直売所」

東京都羽村市羽加美1-32-1。
とれたての野菜、花き、果物・植木、地場産の肉や卵、菓子やスイーツなどを扱っている。出荷生産者の顔写真が掲出され、安全性や安心感がある。

2009年7月1日水曜日

羽村市「阿蘇神社」

東京都羽村市羽加美4-6-23。
社伝によると推古天皇9年(601)に創建されたといわれ、古来多摩川を望む崖の上にある。本殿は、一間社流造のこけら葺き屋根で、延宝4年(1676)の造立。江戸時代初期の神社建築の貴重な資料で、都の有形文化財に指定されている。また、附として棟札9枚も指定されており、中でも「天文5年(1536)」の棟札には三田氏一族の名前が見られる。